ジジイの独り言 温室効果ガスは保温効果ガスについて

温室効果ガス(水蒸気を除く、いわゆる温室効果ガス)には温室効果ガスはありません。

いわゆる温室効果ガスとは、化学的には3原子以上の多原子分子のことを言うようです。大気中では大気分子が衝突する頻度は小さいらしく、水素や窒素や酸素ガスの単原子分子、2原子分子は単調なPV特性になるようですが、いわゆる温室効果ガスは特定波長の赤外線を吸収したとき見掛け上体積が大きくなるために、前記のPV特性からズレることが知られています。これをファンデルワースの法則と言いうようです。で、高濃度で、密閉されたフラスコで実験をすると、一般の気体より若干温度が高くなるので温室効果ガスと呼ばれるようになったものと思いますが、大気中では均質な混合気体であるので極めて濃度が低く、自由空間ですので、いわゆる温室効果は考えられません。学校でも大気は完全気体として良いと教えられているはずです。

 

で、なぜCO2等が「温室効果ガス」といわれるのかというと、地球温暖化温室効果ガス原因説をとる科学者さんたちが、乾空気は地球放射の赤外線では加熱されることはなく温室効果とは全く関係ない気体として、大気の存在をガン無視して説明して喜んでいるためであろうと思われます。ただ、実際にはいわゆる温室効果ガスがなくても大気は地上・海面等からの熱伝導・水分の蒸発・対流等によって熱が大気に伝えられているので、水蒸気を除くいわゆる温室効果ガスなどは温室効果には何の働きもしません。むしろ地球冷却効果ガスと言った方が適切だと思います。

 

一方、大気は非常に性能の良い「保温効果」ガスであり、大気の性質・質量・地球の重力の加速度等、地球全体として温室効果を発揮しておるのですから、大気は本当の意味での「温室効果ガス」と呼んでも良いと思います。

 

いわゆる温室効果ガス単体には温室効果などはまったくありません。

ですから本当の大気の温室効果と、文科省の忖度科学者さまのいわゆる温室効果ガスの温室効果とは本質的にまったく違うものであると思います。

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いわゆる温室効果ガスが地球温暖化に全く関係しないという根拠は、関係するという確かな証拠・根拠等が科学者様からお示しいただいていないのとお相子ということで。

 

ただし、シュテファンボルツマンの法則によれば、大気がないとき、太陽光の全エネルギー(アルベド0として)をもっても、地球表面の温度は5.6℃程度にしかなりません。大気が存在したらのこの値より更にさがるでしょう。一方で、地球の平均気温は15℃ですから、太陽光のエネルギーだけでは足りていません。

なお、温室効果ガスを少し加えたら太陽光のエネルギーが増加したり、地球から宇宙に放出される長波長の赤外線の量が増えることもありまてん。照射されるエネルギーよりも放出されるエネルギーの量がわずかでも減ったら、地球は燃えてしまうでしょう。

なのでいわゆる温室効果ガスは何も役立ってはいないはずです。繰り返しになるかも知れませんが、温室効果ガスは地球冷却効果ガスだと思います。